LEON 2019 1月号 インタビュー
彼の若さを覗いた瞬間に"完璧な男"を発見した
若者は複数の顔を持っています。毎瞬間、忠実で情熱的な姿も、未来を着実に準備していく落ち着きも、すべて若者のスタイルでしょう。
ここにひとりの格好いい男がいます。
グローバルアイドルグループのリーダーで俳優として活動している彼は最近、ミュージカル俳優という新しい地平を開きました。全世界を舞台とする忙しい日常でも品位を失わず、周囲を見て回ることを知っている余裕のある男、EXOのスホに会いました。
ただ美しいと思っていた彼は、青い青春の中心に立っていました。
"青春"という言葉と連結すると思います。夢を見れば誰しもが"青春"を謳歌していると思うんです。目標を設定し、それを達成しようとする意志があるのなら。そういった人は、30でも40でも、ずっと発展するために情熱的で活発な姿を見せてくれるじゃないですか。生活する態度も積極的で。僕もいつも夢を見てるんですよ。夢と言ってもそれほど大げさではありません。確実な目標を定めた後、それを達成するために着々と計画を立て、一つずつ成し遂げながら前進しようとしています。
L:最近ではどのような夢を見ていますか?
色々あります。ひとまずEXOのメンバー達とこの先も長く活動していくのが大きな目標です。定期的にアルバムを出して、歳をとっても、コンサートでファンの方々と頻繁に会いたいです。ミュージカルの分野でも活発に活動できることを願っています。機会があればブロードウェイでミュージカル公演をしたり、ハリウッドに進出してみたい夢もあります。
L:では、どのような姿勢で夢を叶えようとしていますか?
僕は計画を立てて、じっくり未来に向けて準備するタイプなんですが、その時その時のベストを尽くす方ですね。僕の信条のひとつが『その一瞬に存在せよ』です。重要なことがあるたびに、心の中で繰り返し言っていました。その一瞬に集中する姿勢は、僕が望む未来の姿に一歩ずつ近づいていく最良の方法なんだと思います。
L:EXOのリーダーとして常にエネルギーあふれる姿を見せていますが、その力の根源は何ですか?
夢や目標を具体的に設定して、一つ一つ実行していくことが僕の中で原動力になっています。こうしてデビュー8年目を迎えてみると、この位置に責任を感じたりするんですが、それがまた外的な原動力となっています。自分自身やファン、またたくさんの異議、期待に応えないと。僕も人だから時には負担になる時もありますが、心地いい圧迫感が僕を止まらせないようにしてくれます。
L:グラビア撮影現場でスタッフによく気を遣われていました。細かな配慮が身についたようですね。
メンバーでも友達でもスタッフでも、1人1人の感情の状態を結構気にしてしまう方です。どうしてもリーダーの役割を担っていますからね。どこに行ってもたくさんの人に会いますが、僕がEXOを代表することが多いので、自然にそうなったと思います。
L:スホのいちばん自然な姿は、いつ見ることができますか?
もうメンバー達とは家族のようですし、学校の友人ともとても気楽な仲です。学校で知り合った友人に会うとEXOのスホではなく、大学生キムジュンミョンのような感じがします。ソウル近郊にペンションを借りて一緒に遊んだり、サウナに行ったりして。彼らには自分の姿をありのまま見せられます。
L:2018年にはEXOのスホとしてはもちろん、ミュージカル俳優、キムジュンミョンとしても忙しく活動されていましたね。特に印象深かった活動は何ですか?
全ていい経験になりました。特にミュージカル『笑う男』の舞台を準備したことが記憶に残っています。最初のミュージカルである『ザ・ラストキス』のルドルフ役を引き受けるときまでは、このようにミュージカルというジャンルを身近に感じることになるとは思わなかったんです。今回の作品が始まる時に"学ぶ"という姿勢でスタートしました。自分としては人生の大きな課題でしたが、本当に楽しかったです。徐々に慣れることができたので、その後はステージに上がっても、気楽に演じることができました。長い時間の間、他の人物として舞台上で存在するというのは、本当に特別な経験です。
L:新人俳優として多くの先輩との作業時間が非常に意味があったのだと思います。
ドラマ『リッチマン』の撮影中にミュージカル『笑う男』にキャスティングされたので、公演1ヶ月前にやっと合流することができました。時間が迫っていると感じていたので、1ヶ月全く練習を休むことはありませんでした。舞台に一緒に立つ先輩たちに迷惑を掛けてはいけないという思いで、寝る時間を除いては一日中練習したんです。ご飯を食べながらも歌詞を覚えました。
毎晩寝る前に僕のソロ曲4つの歌詞をすべて読み上げることが自分自身に課した宿題でした。そうしたら夢の中でも公演してたんです(笑)。ミュージカル公演は俳優同士の信頼が重要だと思いますが、初めての公演が始まる前に自分の姿を見て信じてくださるのが分かって、胸がいっぱいでありがたかったですね。
L:ミュージカルで今後挑戦してみたいジャンルや配役はありますか?
たくさんありますね。もう少し年を重ねたら『ジキルとハイド』をぜひ一度やってみたいですし、俳優としては『リッチマン』で引き受けたイユチャン役とは反対のキャラクターを演じてみたいです。寡黙ながらも一言を発するたびに珠玉のような名台詞で、重みのある場面を導いていくような。長い間、視聴者の記憶に残るシーンを演じることができればと思います。
L:最近発売されたEXOの5集アルバムの話をしなければいけないですね。音楽がより深くなったと感じました。特に気を遣った部分はありますか?
「Tempo」のダンスは本当に難しかったです。これまでの群舞とは全く違う感じで、どうやって見てもフリースタイルとも言うべきダンスです。 8人すべてそれぞれ違った感じがするのに、全体的には統一されているんです。ぴったり揃う刀群舞を練習するときよりもたくさん神経を使いました。久しぶりに出すアルバムですし、もうEXOが8年目というだけにメンバーたちもそれぞれ自分だけのスタイルを持っているじゃないですか。僕がメンバーの間で活発に行き交う意見を調整する役割をしたんですが、とても興味深かったです。
L:最近多く活動しているだけに、新鮮な刺激も受けるでしょうし、ストレスもあると思います。ストレスを緩和したり、考えを整理する自分だけの方法がありますか?
時間をあけて遠くに旅行に行く方です。新しいものを見たり、感じることができて、何よりも自由です。日常から抜け出す気持ちを感じることができる瞬間ですね。EXOのスホではなく、ただキムジュンミョンとして存在しているんです。最近では、映画『グローリーデイ」で親しくなったヒチャンと福岡に行ってきました。風情ある露天風呂に入ると、寒いにもかかわらず疲労が全て解けましたよ。
L:2019年の初めに『LEON』と共にすることになりました。始まりに大きな意味を置く方ですか?新年を迎え、新たに決意することがあるならば?
始まってしまえば半分終わったも同然だと思います。始めの一歩をしっかり踏み出すことが重要なだけに、毎年1月になるたびに決意します。「2019年、後悔せず幸せな年にしよう」。僕のメッセンジャーのトーク画面です。2017年1月1日から始めて年が変わるたびに数字だけを変えてきました。こうして1年を振り返って見たときに、過ぎ去ったすべての瞬間が"意味のある貴重な時間だった"と微笑むことができるように、意味のある一日一日を過ごそうとしています。
L:2019年にはどのような活動を計画していますか?
EXO5集に続き、昨年12月にリパッケージアルバム『Love Shot』も発売したので、コンサートを通じてファンの皆さんにお会いしたいです。個人的な希望があるとすれば、僕がしたい話を歌詞として書いているので、そのうち公開することができればと思います。俳優としても映画やドラマ、ミュージカルの作品は必ずやってみたいです。僕も、2019年もこれから始まりますね。
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